近年、B型およびC型肝炎が肝臓がんの原因となることが分かってきました。肝臓がんは、B型・C型肝炎ウイルス感染による慢性肝炎の一部が進行し、肝硬変となり、さらに進行して発生することが多いとされています。これらの感染で肝臓がんへの移行が問題となるのは感染が持続する場合です。持続感染状態にある人を「キャリア」と呼んでいますが、この状態で自覚症状がないことが多いため、自分自身が感染していることを自覚しないまま病状を進行させてしまう場合があります。このような状況をふまえ、市では早期発見のため、今年度よりミニドック健診を受診の際に、B型・C型肝炎ウイルス血液検査を実施しています(申し込み・受け付けは健診会場で)。
対象者 ミニドック受信者のうち次の@またはAに該当する方
@ 40、45、50、55、60、65、70歳の希望者
(統計的に肝臓の発がん率が、40歳から70歳までの年齢集団で増加していることから)
A @以外の方で過去に肝機能異常を指摘されたことのある方、広範な外科処 置を受けたことがある方、妊娠・分娩時に多量に出血したことのある方であって定期的に肝機能検査を受けていない方
問い合わせ ヘルスケアセンターまたは那珂湊保健相談センター
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